幸せなマルチワーク・複業の「はじめの一歩」を踏み出す人のためのJOUNAL ”強み”×”独自コンセプト”×”商品開発”

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「才能」に関しての誤解。もっと身近なものにする。

「才能」に関する誤解が、あなたの可能性を狭める

 

 

スポーツ選手の才能は突出しています。

例えば、サッカー選手は、目に見えて明らかに才能がある場合、10代になる頃には誰か才能の目利きができる周りにいる大人が、その子の才能を見つけて才能が育つ環境に移してあげる場合があります。もしプロチームの下部組織に入れれば、早ければ、高校生の年代でトップチームの一員として国内のプロリーグで試合をします。さらに進むと、20歳前後で世界のトップリーグのチームに移籍したりもします(先日もイングランドのプロサッカーリーグのマンチェスター・シティに21歳で移籍したサッカー選手がいます。元日本代表でW杯に出場した中田英寿選手もイタリアリーグに移籍したのは20歳のときでした)。

 

と、プロスポーツ選手の才能を、サッカー選手を例にあげて見ましたが、これは本当にほんの一握りの中のひとつまみのような例です。このようなケースについて、「あの人は才能がある」というわけです。

もちろん、このような才能の原石がピカピカに輝くくらいになるには、切磋する仲間や、才能を育てるための努力を自分や周りの人がしているでしょう。

日本のプロ野球から、アメリカのメジャーリーグへ渡った大谷選手も、大体の同じようなプロセスがあったのだと思います。

しかし、こういう稀に見るレアなケースで、「才能がある」と言葉が使われてしまうので、世界で活躍するトップクラスの状態でない才能は、「才能がない」とは表立って言われないものの、才能があるとははっきり言われることが少ないように感じます。その才能を持っていない一般の人よりは、明らかに才能がある、のにです。

むしろ、逆に、あまりにギラギラ輝く才能を持っている人が社会にいるがゆえに、他の才能がある人たちに対しては、人は才能がないという認識を無意識に持ってしまうように感じます。

しかし、「才能」とはもっと、私たちにとって(もちろんあなたにとっても)もっと身近で親近感のあるものです。才能とは、ごく一部の人たちの特別なものではなく、もっと私たちがもともと持っている民主的なものだと思います。

「才能とは何か」ということを考えてみると、その意味を、この社会のある分野で唯一無二であったり、10年に1人しか発見できないものに制限してしまうと、とってももったいない。私たち一人一人には、人よりもうまくできることや、自然と体が動く好きなものがあります。「才能」に関して、ものすごく特別なものと制限して理解することは、あなたやあなたの周りの人の才能を、発見しにくくしてしまうかもしれません。

 

 

才能を掘り起こす、才能が湧き出る、才能を磨く、才能を育てる

 

 

「才能がある」と聞いたとき、人はその人に突出した能力があるように感じます。

ごく一部の限られた人が持っているもの、という認識や理解です。

例えば、「才能がある人とは」と質問されると、特にマスメディアに露出が多いプロスポーツ選手、芸能人をイメージするでしょうか。最近では、有名な経営者、注目を集める起業家、ユーチューバーなどは、多くの人の目に触れて共通認識としてアイコンになりやすいでしょう。

また、才能そのものが、多くの人々に共通するものではないですし、全ての才能が誰の目にも見えてわかりやすいものでもありません。さらにいえば、あなたや私たちが持つ才能を全て同じ評価基準で共通の指標として数値化するということも、現時点では、難しいでしょう。それは、才能というものが、個人ひとりひとりのオリジナルなものだからです。

少しくどいかもしれませんが、別な観点から言えば、「才能」に紐づいてよく使われる表現も様々です。「才能を掘り起こす」「才能が湧き出る」「才能を磨く」「才能を育てる」「才能を守る」など。才能があると言われたときに、「分野」なのか「特定の行為」なのかも今ひとつはっきり使い分けがされていないかもしれません。

 

以上、これまで、才能に関する私たちの理解や認識について、考えてみました。

まとめると、以下の通りでしょうか。

・「才能」とは、ごく一部の人が持つ特別なものという制限された理解をしている。

・才能は個人にオリジナルなものであって共通した基準での評価や数値化が困難。

・人が持つ才能というイメージもバラバラ。

ここでは、一般的な才能のイメージや認識ではなく、もう少し拡大してその意味を広げたいと思います。それが、私たちにとって、ちょっとした元気をくれるように思うからです。

「才能とは、その人個人の特徴・本質であって、自然とできてしまうことまたは自然とやってしまうこと」と、ひとまずしておきたいと思います。

 

 

人が人生を歩んでいくとき、自分の才能が何かを知ることは大切

 

 

人生100年時代。最近よく聞かれるようになりました。

第二次世界大戦が終わって間もない頃の日本の平均寿命は、50歳ほどでした。

その後平均寿命がのびて、世界的に見て日本は長寿国となり、平均寿命は男女ともに80歳ほどになりました。

そして、現在、まだ平均寿命は100歳までは至っていませんが、「人生100年時代」と言われるようにまでなりました。

人それぞれの個人差はあるでしょうが、おそらく、いまを生きる私たちは、かつて私たちが想像した以上に人生を長く生きることになるでしょう。その間に、私たちが望む望まないとに関わらず、入学、卒業、就職、転職、退職、独立、結婚、離婚、出産など、いくつかのライフイベントが起こります。

あなたがこの人生で、何をするか、何をしないのかを決めるのは重要なことです。どう生きるのかは、あなたに自由があります。しかし、自分自身からはどこまで行ってもは離れられず、いつも一緒です。その中で、自分にどんな才能があるのかを知り、しっかり自分のものとし、ときに見直すことは人生を彩り豊かなものにしてくれるでしょう。